東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方。
各地で復興への取り組みが今も続けられていますが、宮城県石巻市の商店街で誕生した「石巻工房」という家具工房があります。もともとは復興事業の取り組みの中で立ち上がった工房ですが、現在では「石巻工房ブランド」を立ち上げ有名デザイナーとコラボしたり、世界の家具見本市に出展、世界中から注文を受けるほどの家具工房に成長しています。
制約のある環境、技術、素材がシンプルな機能性ある家具を生み出した
今回ご紹介の石巻工房のベンチですが、とにかくシンプルです。素材はカナダ産のレッドシダーを使っています。これは最初に提供してくれたのがこの素材だったからということのようです。そして震災後の厳しい状況、環境的にも技術的にも大きな制約がある中で、いかにシンプルで機能性の高い家具を生み出すかということに力が注がれたようです。
ご紹介の「工房ベンチ」と「キャリースツール」ですが、無塗装のレッドシダーが使われておりナチュラル感たっぷり。そして、有名デザイナーとコラボして作られたシンプルで美しい造形が素晴らしいです。どちらも完全受注生産品でご注文をいただいてからの製作となります。
ご紹介は「家具と雑貨の住まいと暮らしのドアーズ」さんになります。気になる方はぜひチェックを。