不思議な半円形のダイニングテーブルです。
福井県にある「福地」という老舗の家具メーカーと女性インテリアデザイナー五十嵐久枝氏のコラボから生れた「おいしいキッチン」というプロジェクト。今回のオリジナリティ溢れるダイニングテーブルもそこから生れたものです。
インテラボでも何度も取り上げさせて頂いておりますが、最近の地方の家具プロジェクトの動きの素晴らしさには、ただただ感心させられることが本当に多いんですよ。
海外の優れたインテリアデザインを土台にしながらも、日本人的な細やかな感性と優れた木工技術が融合して、新しくて懐かしい…そして生活が楽しくなるようね優れたプロジェクトが生れ、新しい家具が発表されています。微力ながら応援をしていきたいと思っています。
半円形天板に収納スペースを付けたハイコストパフォーマンステーブル。
半円形テーブルの特徴については以前、少しお話したことがあります。半円形という形は、円形テーブルの自由さと直線部分があることで省スペースも実現できるという大変優れた形なんです。また、天板下の収納スペースも良いアイデアです。
私が一番感心したのは脚の形状ですね。板を交差するように作られた特徴的な脚なんですが、天板下の収納棚と厚みが同じではないかと思います。同シリーズのチェアも同じ形状です。デザイン的にも優れているのはもちろん、同じ部材から造り出す事でコストパフォーマンスにも貢献しているのではないでしょうか?
加えて、「おいしいキッチン」のダイニングテーブルはタモ材突板でウレタン塗装仕上げと実用的なメンテナンスを重視した仕上がりとなっています。小さなお子様のいるご家庭では安心かもしれませんね。
この手のオリジナルコンセプトの変形テーブルとしては抜群のコストパフォーマンスになっています。ちなみにご紹介したのは1500サイズのテーブルで、他にも1800サイズもあります。こちらは少し形状が違うようです。気になる方はこちらもチェックしてみてください。
ご紹介は、「キナル」さんになります。掲載ページにてご確認ください。