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家具の耐荷重、何キロって信用して大丈夫ですか?

家具の耐荷重

家具の耐荷重30kgとか書いてあるのを見かけますね。棚板の耐荷重30kgってことは、乗せられるのは最大30kgまでということになります。
えっ?話はこれで終わり? ちょっと待ってください。その先があるんです。

家具の耐荷重内でも乗せ方を気をつけないと、家具が変形したり、破損したりします。

20kgなり、30kg以内だったら、どんな乗せ方をしても大丈夫とは限りません。一枚の棚板の耐荷重が30kgでも例えば一点に集中するような置き方をしたりすると棚板が変形する事があります。また、複数の棚板の背の高い家具の場合、上部に重たいものを集中させると家具全体が不安定になり、歪みが発生し棚板の接合部分が緩んだりすることがあります。重たい物は下段に置くようにすると安定します。
素材に関しても最近の耐荷重の大きい家具にはフラッシュ構造*の合板を使っている場合が多く、全体としては指定の耐荷重なんですが、まれに芯材を外した部位に重量が集中した場合、そこだけ凹んでしまうことがあります。
*フラッシュ構造:枠組みした芯材に両側から合板を張り合わせて一枚のパネル木材を作る方法。反りや歪みに強く、軽量化することも出来ることから家具の天板、棚板、側板によく使用されている。上からの耐荷重を強化する為にハニカム構造を内部に持つものもある。

安全率という考え方

家具の耐荷重には安全率という数値で許容値に幅を持たせるのが普通です。指定耐荷重を越えたらすぐ破損することのないように余裕をもって設計されているようです。専門的な計算は他のサイトに譲りますが…。しかし、家具を永く使っていくなら指定の耐荷重を守って余裕をもっていたほうが良いですね。

家具は大丈夫でも床はどうですか?

棚板の耐荷重を気にしてうまく収納できたとしても、家具全体でどの程度の重さになっているか考えたことはありますか?特に本棚のような収納物がぎっしり詰まっている様な家具。本って集まるとホントに重たいんですよ。通常の100mm幅程度の本箱の場合、例えばA4程度の写真集の様な重い本をぎっしり本を並べると一段30〜40kgになる場合もあるそうです。それが5段も6段もあったら…200kg?。ちょっと怖いですね。家の床、大丈夫?ってなことに。木造の古いお宅等は気をつけた方がいいかもしれません。

耐荷重の強度なら圧倒的なメタルラック。

同じような姿をしていてブランドの差がよくわからないメタルラック。でもブランドによって耐荷重の数値はずいぶん違うようです。耐荷重250kgなんてものあります。

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