アジアン家具にはいろいろなランクの商品があって、高級な物から、中にはカッコだけの「なんちゃってアジアン家具」みたいな粗悪品もあります。品質の悪いもののほとんどは中国や東南アジアで作られている家具をそのまま輸入しているもので、恐らく日本側のチェックもほとんど無いんじゃないでしょうか?
ただ、アジアン家具というカテゴリの素性を考えると東南アジアのおおらかな風土と人々の暮らしと結びついている部分も多いはずで、そういう意味ではキズひとつ無く、精度の高い有名ブランド家具の類いと並べるのは最初から筋違いのような気もします。アジアン家具とは本来はもっとおおらかで素朴な家具のはずなんですが…。
籐家具のトップメーカーが仕掛けるKagLab/カグラボというプロジェクト
今回ご紹介のアジアンローボードはLandmark/ランドマークというショップのオリジナル製品でKagLab/カグ・ラボというプロジェクトから生まれました。インドネシアに自社工場を立ち上げてしっかりとした管理の元で生産されており、コストを大幅にダウンすることが可能となったのです。
製造メーカーは株式会社キムラ。
大阪にあるラタン籐家具の老舗トップメーカーです。インドネシアに自社工場を立ち上げて20年にもなるそうです。ラタン籐家具をはじめアジアン家具の全てを熟知しているキムラさんならではの安心感があります。
チーク無垢材のアジアンローボードの実力
またまた、前置きが長くなりましたが、インドネシアの自社工場で製造されたオリジナルのローボードです。チーク無垢材を贅沢に使って、表面には使い込んだ様な風合いを出すエイジング加工を施してあります。チーク本来の木目が浮き上がって見えるので、ひとつひとつが違った文様を描いて変化を楽しめます。プリント紙合板なんかと違う無垢材ならではの楽しみですね。4つの大きな引出しも収納力たっぷりで使い勝手も良好です。
何より驚異的なコストパフォーマンスが魅力です。国内有数の籐家具メーカーの自社工場で製造された安心感もあります。