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ただひたすらに美しい。ウォールナットと松を削り出して作られた小さなデスクライト

灯りのたね Desk Light デスクライト

デスクライト…。机を照らす卓上照明ですが、正直なところ全体的な需要は減っていると思います。
デスクライトの主な需要は、やはり教育関係。小中学校辺りまでは、ほとんどの子供たちが「学習机」を使っており、同じメーカーでセット買いをするのが普通です。高校から大学生辺りで「学習机」を卒業して、そこでまたちょっと需要がある程度でしょうか。一定の需要がありますが、少子化でジワジワと減ってきています。

需要減の原因はそれ以外の所にもあります。パソコンやタブレットの普及で電子書籍が増え、リアル書籍を読む機会が減ってきています。タブレットで電子書籍を読む時にデスクライトが付いていたら逆に読みにくいですよね。パソコン画面を見る時もデスクライトはむしろ邪魔です。画面に照明が映り込みして見にくくなります。文字を書く機会もどんどん減ってきています。自宅で長時間文字を書くのは年賀状や、暑中見舞いを書く時だけだという人が結構いたりします(笑)。いや宛名はPCで印刷するからそれもほとんどないかも。
一昔前は、凝った機構やデザインのアーム式ライトがどんどん発表されていて、オフィス機器の花形のひとつでした。オフィスチェアは魅力的な新型チェアが絶えず発表されていますが、デスクライトの目立った新作はあまり目にしません。LED照明を使った超スリムタイプのものを少し見る程度です。やはり今後、大きな需要は起きないのでは無いでしょうか。

今回のご紹介は、敢えてデスクライトを選びました。
デスクライトが売れなくなった話を散々した後に何故?と思うかもしれませんが、このデスクライトは既存製品の発想から離れて、新しい価値観を提案している素晴らしい作品だと思ったからです。

機能性重視タイプとは全く違う、対極にあるアート作品としてのデスクライト

国内有数の家具産地として有名な北海道旭川。
「旭川家具」として優れた家具工房が集まっている地域です。このデスクライトの製造元は「工房 灯りのたね」。旭川家具の伝統的な木工技術をベースに「木」を使った照明にこだわって素晴らしい作品を発表している工房です。
一つ一つが手作りです。製作に約1ヶ月かかります。ウォールナットと松の角材から削り出してこのフォルムを造り出しています。写真では分かりにくいかもしれませんが、本体傘部分から伸びる細い「ツル」のような胴体部分に配線も仕込まれています。家電製品的な部分を高い木工技術で隠しているんですね。ライトが点灯すると松材の傘の部分がうっすらとピンク色に透けてやさしく染まります。
機能的な部分は正直何もありません。照明の強弱はもちろん、角度を変えることも出来ません。ただただ、この美しいフォルムに価値を見出し、楽しんでいただける方にオススメするだけです。

マッチングという点では、やはりウォールナット無垢のテーブルと合うと思います。また小ぶりなサイズですのでベッド脇のナイトテーブル用照明としてもオシャレで良いかもしれません。実用面というより雰囲気重視のシーンに似合いそうです。
旭川家具をご紹介しているMUKU工房さんで見つけました。

工房 灯りのたね Desk Light デスクライト

 

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