ミッドセンチュリーとは、世紀の真ん中、1950年代のことを差します。起り始めた大量生産の流れを受けて、プラスチックやスチール等を積極的に用いた未来的なデザインの家具が生れた時代でした。
ダイヤモンドチェアはミッドセンチュリーのど真ん中1952年の作で、ハリー・ベルトイア/Harry Bertoiaの代表作です。スチールワイヤーをチェア全体に使った大胆なアイデア、そして美しい曲線を持つ未来的なフォルム。ミッドセンチュリー感がバリバリの傑作チェアと言えるでしょう。
ご紹介はリプロダクト家具になりますが、正規品も存在します。Knoll社製になりますが、20万弱といったところでしょうか。随分価格が違うものです。当たり前ですが…。
インテラボでは、ミッドセンチュリーのインダストリアルな家具達は一部のコレクターの人以外は、リプロダクト家具で十分にコンセプトを楽しむことが出来るのではとオススメしています。普段使いでガンガン使い倒してこそのミッドセンチュリーなんです。
見た目以上に座り心地の良いダイヤモンドチェア。
実はこのダイヤモンドチェア。個人的に馴染みが有ります(笑)。近くのお気に入りのカフェにこのチェアがあるんですね。窓際の一番良い場所になるのでなかなか空いていません。まあ、そんなことはどうでも良いのですが、座ると意外な座り心地の良さにうれしくなってしまいます。
スチール製というスペックからガチガチの堅いイメージを持たれるかもしれませんが、微妙な曲線が身体にフィットして快適です。1本1本のワイヤーが身体にめり込むこともないですね。腰から背中全体にフィットするので一種の体圧分散が起こるのでしょう。クッション部分意外は全てワイヤーなので通気性も抜群。唯一弱点があるとするとオールスチール製なのでチェアが若干重たいことですね。
出来ることなら是非一度、実際に座ってみてください。意外な座り心地に驚くかもしれません。。