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アントチェアからセブンチェアへ。アルネ・ヤコブセンの名作チェアをリプロダクトで楽しむ

セブンチェア

アルネ・ヤコブセンと言えば、デンマークの建築家でミッドセンチュリーのデザイナーズ家具の巨匠として大変有名です。代表作は何といってもセブンチェアです。累計で500万本以上を販売していてます。
あまりにたくさん売れ過ぎたせいで安価なコピー商品(リプロダクトですら無い別物)もたくさん売られています。中には2〜3000円なんてのもあります。

技術的にも、積層合板(プライウッド)技術が当たり前になり、製造過程でのハードルが相当低くなっていることも異常な安さの理由かもしれません。質の悪いコピー商品の氾濫でセブンチェアの印象が悪くなってしまっていることは本当に残念だと思います。

セブンチェアとアントチェア

プライウッドチェアもリプロダクトで良いのでは?

イームズシェルチェアの時に散々言わせてもらいましたが、積層合板/プライウッドも結局は工業製品なんですよね。プラスチック、スチールそして積層合板を使い、家具職人の熟練した匠の技とはある意味決別することでミッドセンチュリーという時代が始まったとも言えます。コンセプトで勝負する時代の始まりだったわけです。
1脚5万円前後する正規品はマニアックな方々にお任せして、気軽にヤコブセンのアントチェアやセブンチェアを楽しむなら、リプロダクト家具で良いのではないでしょうか?高度な職人芸のハンドメイド作品ならともかく、工業製品としての家具ならば一定水準の品質があれば、充分にコンセプトを楽しめるのではないでしょうか?

セブンチェア

ヤコブセンのプライウッドチェアの始まりはアントチェアから。

アルネ・ヤコブセンのアントチェアは1952年に発売されています。彼の最初のプライウッドチェアと言って良いでしょう。蟻の頭のような形状からアリンコチェアという別名もあります。
ご紹介のリプロダクトですが、ウォールナットとバーチの2つの材質が選べ、全体的なフォルムやスタッキング時の保護パーツも良く再現されています。コストパフォーマンスについては言うまでもありません。

アントチェア

500万本売れた不朽の名作セブンチェア リプロダクト!

アントチェアの数年後に登場したのが、このセブンチェアです。
最初に言いましたが、本当にたくさん売れた名作中の名作チェアです。
プライウッドの取り回しのラクさ、スタッキングが出来ること等はもちろんですが、最大の魅力はその美しいフォルムでしょう。その微妙なカーブと形状は、座り心地が良いのはもちろん、いろいろな角度から見ると様々な表情を見せてくれる実に奥の深いフォルムをしています。角度によっては違ったチェアに見えるんですよ。
ご紹介のリプロダクトもオリジナルを大変良く再現しています。ウォールナット、アッシュ、バーチの3種類の素材が選べます。ブラック、ホワイト、レッドにカラーリングされたシリーズもあります。個人的には存在感のあるウォールナットが良いですね。

セブンチェア

最後にヤコブセンのリプロダクトと正規品の関係性について

数年前にYチェアのリプロダクトが大変流行った時期がありました。実は私の家にもYチェアのリプロダクトが数脚ありますが、今でも気に入っています。ところが2011年にカール・ハンセンの訴えで意匠権が復活したことで、今はリプロダクトの販売は出来なくなっています。
そもそもリプロダクト家具は日本の意匠権20年というのが基本根拠になっていますので、何時ひっくり返ってもおかしく有りません。
実際に一部の有名リプロダクトショップにはアントチェアやセブンチェアをプライウッドチェアと名称を変えているところもあります。いやな予感がしますので、リプロダクトでの購入を考えているのなら急いだ方が良いかもしれません。
オススメしているリプロダクトはエアリゾームさんで見つけました。

アルネ・ヤコブセン ANT CHAIR アントチェア リプロダクト

アルネ・ヤコブセン SEVEN CHAIR/セブンチェア リプロダクト

 

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