グリニッチ/greenicheは北欧系デザインの国産オリジナルブランド。インテラボでも何度かご紹介させていただいておりますが、注目のブランドです。鳥取県米子市の自社工場で、無垢材を使ったオリジナルデザインの北欧系家具を中心に製作されています。
国内の工房で日本で使ってもらうことを考えて作られていると思います。お洒落なんですが、どこか懐かしい感じと私達の感性に響くものがあります。
「ORIGINAL DESIGN FURNITURES」のラインナップは、サイズ感や最近のトレンドを上手に取り込んでいるグリニッチのメインシリーズ。その中で、一際存在感を放つソファ「new normal LowSofa」をご紹介します。
ベーシックな北欧系ソファに日本的な感性を加えたグリニッチのオリジナル。
「new normal LowSofa」はハンス・ウェグナー作の名作ソファGE290をリスペクトした多数の「北欧系ソファ」のひとつであることは間違いありません。
多数のブランドがGE290から多大な影響を受けて、ほとんど同じ物を作ったり、あるいは改良を施したり、さらにより優れたソファを作ろうと挑戦を続けています。正直なところGE290の完成度があまりにも高いので、予算さえあれば、GETAMAの5~60万はする正規品を手に入れるのが一番簡単で確実かもしれませんし、あるいは品質の良いリプロダクトも悪くない選択とは思います。
しかしそれで終了ではあんまりですし、変化がありません。
今回ご紹介の「new normal LowSofa」は典型的北欧系ソファですが、グリニッチが日本人の為に色々な想いを込めて作り上げたソファです。
そのポイントは「座面」。インテラボでも何度もお話しているように、日本人は畳などの床に直座りする民族なので基本的ソファに長時間座っているのが苦手な民族です。すぐに脚を抱えたり、ゴロンと横になったりします(笑)。
この「new normal LowSofa」は座面高を28cmと低めに設定しているのが特長で、普段床座りばかりしている人でも違和感が少なく座れることができます。また、座面も広めでフラットなタイプを採用していて、まるで床に座っている様な感覚でソファで寛ぐことが出来ます。このタイプの座面スタイルは日本人に合うと思いますよ。
私の拙い言葉でどれだけこのソファの良さをお伝えできたかわかりませんが、グリニッチの「new normal LowSofa」。日本人の「床」に対するこだわりに注目して作り上げたソファです。そのコンセプトを少しでもお届けすることが出来ればうれしいのですが…。
幸いなことにグリニッチさんは東京代官山にお店を出しています。もしお近くなら実物を確かめてみることをオススメいたします。
掲載はもちろん、グリニッチさんの直販ショップから。