介護ベッドってもちろんご存知ですよね。売れないって言っちゃいましたが、ちょっと大げさでした。売れてないわけではありません。売れにくいデリケートな問題があるってお話です。
これから高齢者は増えていき、高齢社会になることは間違いないわけです。誰でもが訪れることであり、避ける事はできません。いつか誰かに世話をしてもらって介護もしてもらうんだろうなって思っていますよね。でも果たして自分がそういう年齢になった時にどう思うかって考えた事ありますか?
実の親子でも介護ベッドを奨められない
介護ベッドの話に戻りますが、脚が不自由な人とか、既に寝たきりになっている人の話では無く、そのちょっと前のお歳を召してきた老人達のお話なんです。家族は思います。もう足腰も弱ってきているし、ベッドを買うときは介護ベッドにしてもらえないかと…。 でも実際はそういうお年寄りに対して介護ベッドにしようよとは親子でもなかなか言えないのだそうです。実際、そういうお年寄りも自分から介護ベッドを買おうという人は少ないそうなんです。もうすぐそうなることはわかっているのに。
気を使っているつもりがプライドを傷つけている。
エンディングノートってありますよね。自分の死んだとき、あるいは事故や病気で意思表示ができなくなった時の為に、治療方針や葬儀方法、財産等について予め書き留めておくノートのことですが、このような事(物)を快く用意してくれる人とそうでない人が存在します。意外と出来ないことが多いようです。そして周りもそういう事を親に言えない。そういう親子関係って日本だと多いんだそうです。そこには意外と本人のプライドがあるようなんです。自分はまだまだ元気だと言いたいんでしょう。
介護ベッドより「高級」電動リクライニングベッド!
私の聞いた話ですが、介護ベッドとして使うことを前提としてるのですが、「高級」な電動リクライニングベッドとして販売した方が店も売りやすく、まわりの家族も奨めやすく、本人の受け入れ易いんだそうです。実際にどうみても介護ベッドなんだけどそういう売り方を敢えてせず、高品質な電動リクライニングベッドとして販売している大手ベッドメーカーはあるようですね。
そして、オプションで手すりを付けられたり、土台も昇降式のキャスターが付いたものまで用意されていたりします。でもベッド本体はホントに高級ベッドなんです。よく考えられていますねえ。これならプライドも傷つかず、受け入れて貰えるでしょう。
それでは今日はこの辺で。