家具との距離感。私の感じるこの業界の未来。

ネット全盛の時代になり、いろいろなことがアカラサマになると
商品の値段や在庫状況などが、別にお店に行かなくてもわかるようになりました。

過激な価格競争が起こった結果、昔ながら家具屋さんや中間の流通業者、問屋さんは消えていくしかありませんでした。昔は家具メーカーや家具問屋は直接小売なんてしませんでした。小売店(家具屋さん)に失礼ですよね。

でも今はなんでもアリ。メーカーも家具イベントを行い、事実上の直販をしています。家具問屋も名前を変えてネットで通販をやっています。家具屋さんも黙っていません。値段の高い日本の家具メーカーや問屋さんを通さず自ら中国や東南アジアに買い付けに出かけています。中にはオリジナル製品を作っていたりします。

でもそういう東南アジアの製造メーカーもノウハウを得て独自のオリジナルブランドを作るところが現れました。日本の家具屋に安くこき使われるのは嫌ですもんね。将来はいきなり日本に参入なんてこともあるかもしれません。

みんな生き残りに必死なんです。気持ちはわかります。でもその先に待っているのは何なんでしょうか?私は家具の製造現場と消費者がだんだん近づいているような気がします。

最後は繋がってしまったりしてね。Googleを挟んで。

© Luc Viatour