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家具の価格のミスマッチに思うこと。

2013/03/20

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ネットでも実店舗でも、家具インテリアの販売現場において価格のミスマッチは良く起こります。高級な輸入ブランド家具の特別展示会やショールームのご優待会等では、ご優待価格での販売を行うわけですが、ご来場のお客様の中には稀に、値段が高いと怒りだす人がいらっしゃるそうです。でも売ってる方としてはいつもよりホントに安くなっているんです。インポートの家具には50万以上なんてザラにあります。それが2割引とか間違いなく安くなっていても…
「安いと言って人を誘っておいて10万以下の商品が一つも無いなんて客を馬鹿にしている!わざわざ交通費使ってココまで来ているのにどういうことだ!」
って本気で怒りだす人がいるそうです。

家具ってぶっちゃけ、ソファはソファだし…

家具ってどんなランクでもソファはソファですし、チェアはチェアです。でも、そこにこだわりの部分を見つけるからこそ商品のランクがあり、商品展開の幅が生まれます。実は家具ってその差が出やすい商品かなって思う事があります。
製造現場が世界中に広がり、大変安価に家具製造が出来るようになったことや、家具のデザインそのものに意匠の在処がはっきりしなくてすぐ真似されてしまったり、リプロダクト家具の登場などの要因が重なり、一般消費者に家具のランク付けというか廉価版商品とプレミアムな一流品の差がわかりにくくなっているのではないでしょうか?

もちろんわかっている人はわかっている。さきほどの話でもあのインポート家具がそんな値段で買える訳ないじゃんって笑う人もいるでしょう。でも、そういうお客様を単に「情弱」と言ってしまうのはあまりに可哀想です。

イケアさんやニトリさんのような価格帯の家具と一流ブランドと言われるランクの家具では数倍どころか数十倍の価格差が普通にあります。なんでこんなに値段が違うの?この価格差の理由は何なのか?一部の無意味に値段の高いブランド系家具は別として、ほとんどの場合ちゃん意味があります。
これから良いインテリア・家具に巡り会えるように、不幸な価格のミスマッチが少なくなれば良いのですが…。

●製造地が違う。関わる職人が違う。

本場イタリア製でその道何十年のイタリア職人がハンドメイドで作った家具と、メーカーの中国工場で教育された若い女性が製造ラインで作った家具が同じ値段なわけはありません。しかし、中国等の製造技術はどんどん進歩しており、手作業の部分を機械で補い、量産技術の進歩も加わり中国製だからといって出来が悪いと一言では言えないくらいクオリティが上がっています。実際の価格差ほど内容は離れていないかもしれません。

●素材が違う。

革張りソファ等で良くありますが、最高級のイタリア製の本革を使っていますとか、天然木も節等の無いランクの高いものを使っているとかいろいろありますよね。見た目の仕上がりも違うし、良いものは耐久性も高かったりします。これはある程度納得出来るのかな。

●同じブランドでも廉価版とカタログ正規品が存在する。

国内外の一流家具ブランドは立派な正規カタログを発行しています。お金をかけたしっかりしたカタログがほとんどです。でも安売りで有名な全国家具屋さんチェーンにある安いベッド、あの一流ベッドメーカーのベッドなのに正規カタログには載っていません。
これらはその家具屋さんように用意された廉価版ベッドなのです。ちゃんと値段に合う様な造りになっているそうです。逆に廉価版の方がコストパフォーマンスが高いという人もいます。ここは考えどころですね。

●ブランド力を守るため価格を一定に保っているブランドの存在。

これはどんな業界でもそうですが、価格を一定に保つ為、値崩れや安売り処分でブランドイメージが傷つかないように一定の力が働いている場合があります。この場合、品質的に大差ない家具が大きな値段差になる場合があります。まあ、そういうブランドは一流と言われる所が多くて、実際に良い家具を作っている場合が多いですが…。

それでは、今日はこの辺で。

-家具コラム