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北海道産のミズナラ材を使った1本の棒から作られるシェルフ「IPPEN/イッペン」

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家具インテリアの様々な可能性を追求し「剥き出しの感性」を詰め込んだコンセプトファニチャー。
世界中で驚くような素晴らしいアイデアの多数の家具は発表されていますが、これはさすがに発売できないだろうな…って思ってしまう家具も少なくありません。実際に商品化を進めようとすると様々な諸問題で「お蔵入り」なんてことも。
特に家具の世界では、大手ブランドが中国・東南アジアでの製造に切り替えたり、廉価版家具やリプロダクト家具の台頭に加え、家具メーカー・問屋が小売りを飛び越して堂々と直販を始めてしまう戦国時代となっており、売れるかどうか分からない実験的な製品を出す余裕が無くなっているのです。

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今回ご紹介するのは、そういうコンセプトの塊のような「IPPEN/イッペン」という家具ですが、なんと北海道産のミズナラ材の1本の棒を組み合わせただけの家具なんです。シンプルにも程がある(笑)って感じです。
掲載はSEMPREさん。家具だけでなく世界中から良質なコンセプトデザインのプロダクトを集めている印象がありますね。デザイナーズ系も正規品しか取り扱っていません。Pile/パイルもそうですが、このようなどれだけ売れるか分からない商品を取り上げていく姿勢には頭が下がります。

「いらない木材」を集めるという究極のエコファニチャー「IPPEN/イッペン」

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北海道産ミズナラ間伐材や端材を使って1本の棒が作られます。間伐とは森林を保護していく為に一定の割合で木々を「間引く」ことです。ちょっと乱暴な言い方をさせていただくと「いらない木材」ってことなんです。この間伐材に注目して家具づくりを始めるメーカーが増えているのは大変よいことだと思いますね。間伐材が売れることで、間接的であれ森林保護等の環境問題に寄与していくことにも繋がっていくわけです。

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この間伐材から作られた1本の棒が、1個のボックスを作るだけの本数が入ってパッケージ化されています。木工ボンドも入っています。ご自身で作るんですよ。
お願いだから、「ホームセンターで同じ長さの棒を同じ本数買って来ようかな」なんて最低のこと考えないでください。そういう人は、この「IPPEN/イッペン」が作られたコンセプトをもう一度よく考えてみてください。

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