和家具じゃない和モダンです。オシャレすぎる飛騨高山の家具

飛騨高山の家具ってどんな家具か知っていますか?昔ながらの伝統的な古い和家具だと思っていませんか?とんでもない! 全然違います。古くて新しい、いやもしかしたら最先端の国産家具かもしれませんというお話です。
その前に、飛騨高山のお話をちょっとだけ。飛騨高山地方は昔から木工業が盛んで、豊富な森林資源を背景に有数の家具の生産地でした。飛騨の匠の技を受け継ぎながら、伝統と新しいデザインの融合を提案しているのが飛騨高山の家具なんです。一言でいうと「和風モダン」ってことになるんですが、そんな単純なカテゴリーではありません。飛騨高山の家具とひとくくりには出来ないほど多数の素晴らしいメーカーが存在するんです。

キツツキで有名な飛騨産業を始めとして有名メーカーがずらり!

飛騨高山の家具には超有名な老舗メーカーさんたちが並んでします。
一番有名なのはキツツキマークでご存知の「飛騨産業」さん、その他にも「シラカワ」「柏木工」「イバタインテリア」「キタニ」「日進木工」など上げきれないほどです。詳しくは「飛騨木工連合会」さんでお確かめください。

飛騨木工連合会

飛騨高山家具は昔ながらの和家具、民芸家具とは違う。

元々、飛騨高山家具は1200年の昔に飛鳥の地に都の造成が行われた時に携わったことから始まっているそうです。その卓越した技術はその後も飛騨の匠達に伝わり、現在に至っています。
その特徴としては「木そのものをうまく扱う技術」を言うことになるでしょう。曲げ木の技術などがそれにあたります。飛騨一円に豊富に存在するブナ材を曲げて家具を作ったのが始まりだそうです。
しかし、伝統的な技術はただそれを受け継いでいくだけでは、どんどん古臭くなってしまいます。もちろん昔ながらの全く変わらない物を欲している人々もいるでしょうし、それはそれで良いことなのかもしれません。しかし忘れてはならないのは、後世に伝わるような優れた匠の技術はそれぞれの時代の革新的技術であったに違いないとうことです。その技術の積み重ねが「伝統」を作ってきたのです。

飛騨高山家具の伝統的木工技術は現代の「和モダン」に繋がっています。

飛騨高山家具の特徴はなんといっても、曲げ木を始めとする優れた伝統的木工技術にあります。それらの技術は現代でも「和モダン系家具」に引き継がれています。
感性が近いのが根強い人気がある「北欧家具」ですが、「和モダン」はそれらの良質な北欧家具に日本人の細かな感性をプラスしたようなイメージでしょうか。ある意味最強のインテリアカテゴリーが飛騨高山の家具に代表される「和モダン家具」なのです。