サントリーの長いウイスキー熟成過程で50年以上使われてきた数えきれないほどの樽。
役目を終えた樽たちを家具やフローリング材・インテリア雑貨などに生れ変わらせたのが、サントリーが仕掛ける「樽ものがたり」です。
樽はもともと、家具の部材として大変人気のあるオーク材が使われていますから、まあ、ほっとく手は無いですよね。実は樽材を使ったECO手法はサントリーだけでなく、「吉桂」さんも手掛けていますね。ただし吉桂は家具専門メーカーですから、当然、自前の樽は持っていません。どこかで古い樽を手に入れる必要があります。
逆にサントリーはウイスキーは作っていて樽は持っていても、家具作りってどうなんだろうって思いませんか。でも良く考えてください。あの樽って、厳選したオーク材を集めて丸太からカットしてサントリーの職人さんが一つ一つ作っているんです。元々、家具を作るノウハウを持っていたんですね。樽を解体して曲がった樽材をまっすぐに伸ばす「応力緩和(曲げ伸ばし加工)」技術も1993年に独自に確立しています。
お酒好きでなくても楽しめる。樽の古材から生れる個性的な家具達。
お酒好きでなくとも何十年も使われた樽から素敵な家具が生れるなんて、ちょっとロマンを感じちゃいますよね。「サントリー樽ものがたり」ブランドの楽しいところは、元が樽材だってことを隠さないで上手く生かしているところでしょうか。特に今回のご紹介の「バレルシリーズ」は、小ぶりなテーブルやベンチ、スツールなど「樽」の風合いを残した個性的なフォルムが魅力となっています。
また、サントリーの樽材を使ってあのカリモク家具が製作した「ブレンドシリーズ」というのもあります。こちらは本格的な大型ダイニングテーブルやテレビボード等で、琥珀色の熟成樽材を生かしたちょっと和モダン的な匂いのする大人の家具に仕上がっています。
同じ「樽ものがたり」ブランドですが、対照的で面白いですね。気になる方は是非是非チェックを。
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