若いデザイナー達が自らを見つめ直して作りました。SIEVE/シーヴの北欧風木製ファブリックソファ。

SIEVE/シーヴとは「ふるい/篩」のことだそうです。家具作りにおいて、全ての事をふるいを通すように丁寧に見直すことから始めたということ。20〜30代の若いデザイナー達が家具におけるいろいろなこと、材質やコンセプト、デザインなどをふるいに掛け見つめ直して丁寧に制作した家具がSIEVE(シーヴ)なのです。

日常生活にするりと溶け込むような穏やかなデザインのソファ。

SIEVE/シーヴの代表作のひとつで一番人気のlull sofa/ラルソファは一見何の変哲も無いオーソドックスな木製フレームのファブリックソファです。「一見」と言いましたが実はシーヴならではの「ふるいに掛けた」ソファとなっています。

タモ無垢材の木製フレームとしっかりとした造りのクッション。

バックから見たときも大変美しい格子の木製フレーム。北欧系家具を好きな人ならわかりますよね。
また、このソファの場合クッションも良く考えられています。座クッションが船底型と言って、座面上部がちょっと出っ張って座りやすくなっています。もちろんカバーリング仕様ですので取り外してクリーニングが可能。特に面白いのは背クッションが表裏がステッチ有りと無しのリバーシブルになっていることです。これはちょっと面白いですね。

これだけの内容のソファがお手ごろな価格帯で。

SIEVE/シーヴさんの家具は奇をてらったところが無く、しっかりとした造りで永く使える素晴らしい作品ばかりです。これだけの品質でこの価格帯ならお買い得ではないでしょうか。おすすめのシリーズです。ちなみに3Pソファもあります。

この手のソファを購入する人は大きくわけて2パターン。
北欧家具が好きで、GE290あたりから入ったものの、本物はちょっと…というパターン。
リプロダクト家具や国内外の北欧系ソファを探してSIEVE/シーヴにたどり着くわけですね。同等ランクのソファとしてはSIEVE/シーヴさんはコストパフォーマンスが高いので選択は「あり」でしょう。
もうひとつはまったく逆。なんやわからんけど、こじゃれたショップでソファを買ったらSIEVE/シーヴさんだったというパターン。まあ、こちらは説明不要でしょう。気に入っていただければそれで良いのです。

どちらにせよ北欧家具系のこの手のソファはGE290あたりから始まっているのは間違いありません。後発のほとんどのメーカーはこのソファから多大な影響を受けてきたのです。リプロダクトを選択し忠実にレプリカモデルを再現しようと徹したメーカーもたくさん存在します。そして290の影響を受けつつ、オリジナルモデルを開発したメーカーもよりたくさん存在しているのです。
家具が大好きな人間としては、ここに面白さ、楽しさを感じずにはいられません。後発メーカー、デザイナー達がどんなアイデアや技術を投入して290を越えるソファを作ろうとしてきたか?290とどこが違うのか?というか、どこを変えたのか?そしてどう進化したのか?このSIEVE/シーヴさんのラルソファひとつ取ってみてもクッション形状や素材に、290には無いちょっとした面白いアイデアが込められています。
ご紹介ショップは「Receno」さんになります。気になる人はぜひチェックを。

シーヴ ラル ソファ