北欧デザイナーズの隠れた名作、HAY/ヘイ J104チェア

J104チェアはデンマークのインテリアブランド「HAY/ヘイ」により復刻された1960年代の名作デザイナーズチェアです。
この年代の家具にはあまりに名作が多すぎて、このJ104も正直なところ少し影が薄いというか存在すらご存知の無い方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。ヨーゲン・ベックマークというデザイナーの作となります。FDB Mobler/モブラー(デンマーク協同組合連合会)で1960年代に作られたチェアを「HAY/ヘイ」がライセンスを取って復刻したわけです。

このFDB Moblerという協同組合?は「手ごろな価格で良いデザインの家具」を一般消費者に届ける為に作られたブランドで、ボーエ・モーエンセンがチーフデザイナーをしていたことが知られてます。型番が「J」から始める、いくつかの優れたチェアを発表したことで知られています。一般的には「FDB Mobler チェア」と呼ばれていますが、実際どれだけのバリエーションが存在するのか私にはわかりませんでした。すいません。

今回ご紹介のJ104チェアはビーチ材で作られた組立式となっており、もちろんメイドインデンマークです。
ビーチ材で北欧チェアというと、あまりにも有名なハンス・J・ウェグナー作の「Yチェア」と比べてしまうかもしれません。意匠権の問題でリプロダクト家具が無くなり、今は正規品しか手に入らない状況ですが、材質によっては1脚10万円近いかなりの金額となっています。このJ104チェアももちろん正規復刻品ですが、比較的手に入れやすい価格帯になっていて、ちょっとだけうれしくなります。組立式というのも理由かもしれませんね。

アームの端をテーブルに引っ掛けて簡単ルンバ対応!

シンプルで飽きの来ないフォルムが魅力的なHAY/ヘイ J104チェアですが、日々の使い勝手も良く考えられています。北欧系チェアに良くある背もたれアームがグルッと弧を描き、邪魔にならない程度に肘掛けアームも兼ねています。しかもアーム先端部分をテーブルに乗っけるとチェア全体が床から離せるので日々のお掃除も大変楽に出来ます。これも立派な「ルンバ対応」モデルかも!

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