古材家具やアイアン家具で有名なア.デペシュさんに、オーク無垢材の北欧系チェアを見つけたのでご紹介します。
優しいカーブを描いた曲げ木の背もたれから、ウィンザータイプの細いスポークで板座へと繋がる造形が美しい「ハーフラウンドチェア」です。ア.デペシュさんの掲載ページでは、飛騨高山系チェアをインスパイアとあり、なるほど確かに時々見かけるスタイルではあります。
そもそも飛騨高山家具の家具というのは、簡単に言うと主に「北欧家具に影響を受けながらそれまでの伝統的な国産家具を再構築したブランド群」だと思います。これは日本の他の有名家具産地にも当てはまることですが、日本人と北欧家具の相性の良さは驚異的なので、まあこれは当然の流れかもしれません。結果として、日本人が「一番居心地が良いと感じる家具のスタイル」が出来上がってきたわけです。
今回ご紹介のチェアは、残念ながら国内有名家具産地の製品ではありません。海外産ですがコストパフォーマンスの良い仕上がりのチェアとなっています。加えて、いかにもア.デペシュさんらしいオプションもご用意されています。
背もたれ曲げ木部分の程よい大きさとア.デペシュさんらしいレザークッション。
Yチェアで有名な、背もたれから肘掛けが一体化している曲げ木スタイルです。身体をグルっと包んでくれるような安定感というか包容感があります。曲げ木の先の部分がちょうど肘掛けの代わりにもなります。テーブル下に入れるときにぶつかりますが、座面半分程度なのでそれほど気にならないと思います。これはYチェア系も同じですね。
気に入ったのはオプションのレザークッション。ア.デペシュさんらしい、風合いのあるちょっとハード目のレザークッションです。シンプルナチュラルなハーフラウンドチェアにワンポイント的に良く映えて見え、なかなか雰囲気があります。もしこのチェアを購入するなら是非一緒に揃えたいところです。コストパフォーマンスも良好なので興味のある方はチェックしてみて下さい。
掲載は、もちろんア.デペシュさんになります。