後ろの本が見える!前後2列収納が気が利いてるフナモコのコミックシェルフ

文庫本やコミック単行本のような小さな書籍がたくさん増えてくると本箱がすぐにいっぱいになります。
スペースにすごく余裕のある方でない限り、本を前後に「2列収納」をしているのではないでしょうか。我が家がまさにそうです(笑)。奥に1列、前に一列ぎっしりと本を並べてしまうと、まあ、奥の本はまったく見えなくなります。「あの本どこにいったっけ?」と探すときには、手前の本をいちいち退かさないとわかりません。
今回ご紹介の本箱は、フナモコのコミックシェルフシリーズの一品。フナモコって何って?なにかモコモコしていてやわらかそうなブランド名ですが、作られる家具たちは頑丈そのもの(笑)。岐阜県の自社工場で作られている日本製で完成品家具です。組み立て式ではありません。
フナモコさんの製品はインテラボでもご紹介したことがありますが、シリーズ化されていてサイズバリエーションが豊富でカラーも選べるのが特徴でしょうか。
ご紹介は、最も使い勝手がよさそうな90×180cmのタイプ。収納力がありそうです。

前後で階段状の棚になっているわけではありません。

フナモコのコミックシェルフの最大の特徴は、棚部分が「ズレている」ことで前後2列に本を置くことが出来ることです。奥の本が少し見えているので、本を探すときに大きな手掛かりになりますね。
で、この棚ですが、最初から階段状になっているわけではありません。種明かしは至極単純で、前後別々に可動棚が2列になっているだけです。つまり階段状の棚の設定はフナモコが押し付けているわけでなく、お買い求めになった方がご自身で設定しているだけなのです。階段状が必要なければ前後棚を同じ高さにして平らすることもできます。実は、大変自由度が高い本箱なんですね。

より進化した三度おいしい別バージョンタイプも登場

コミックシェルフシリーズのコンセプトを引き継ぎながら、大型薄型本の収納にも対応した限定バージョンもあります。「フナモコ コミックシェルフ + A4本棚」です。まんまなネーミングですが、見たとおりの本箱。本立てが無いとすぐに倒れてしまう大型薄型本に対応して縦の仕切りを追加しています。こちらの棚も可動棚(3枚)となっていますので、奥行き(297mm)が許せば変形本の収納にも柔軟に対応できるわけです。

一昔前に、前後2列になっていて手前の棚がスライドレールで動くタイプの本箱が流行りました。あれって最近見かけないですよね。実はあの本箱はスライドレールの可動部分には物が置けないという、せっかくの2列スペースが有効利用できない「残念な本箱」だったんですね。フナモコのブックシェルフは前後棚を独立させただけという単純な構造で、いろいろな用途に合わせて「使う人が工夫できる」優れた本箱です。文庫本やコミック単行本を見栄え良く整理した方に是非オススメしたいと思います。お手頃な価格も魅力。
ご紹介はmake spaceさんになります。

フナモコ コミックシェルフ