品質とコストパフォーマンスのバランスが良い、GE290リプロダクト

ハンス・J・ウェグナーが生み出した北欧家具の代表的な名作ソファ「GE290」。
木製フレームにボックス型のソファクッションを乗せただけというシンプルな構造ですが、その座り心地の良さと、隙の無い完成度の高いフォルムは、今なおその魅力を失っていません。木製フレームの北欧系ソファの原点とも言うべき名作ソファと言えるでしょう。
今回は、そんなGE290のリプロダクト家具(ジェネリック)をご紹介いたします。
簡単に言うと、国内で意匠権が切れている名作家具の精巧なレプリカということになります。
では、本物とは何かというと、正規品を作る権利を持っているメーカーが現代の設備で作った「復刻品」であることが多いですね。50年以上の年月が経ってしまうと、当時のオリジナルの製造メーカーや整備は、既に無くなっていることが多いのです。こういう類いの「正規品」達の本物度はちょっと微妙なことが多いです。(もちろんGE290のことではありませんよ。)

GE290の正規品を作っているGETAMA社は長い歴史を持つメーカーで、1950年代から今までGE290を作り続けています。頭の「GE」はGETAMA社から取ったものなんですね。こちらの本物度は正真正銘です。
しかしながら、価格は安くはありません。3人掛けで60万円以上します。リプロダクトの5倍程度の価格差があり、これは一般庶民には辛い(笑)。確かに本物にこだわるマニアックな人にはそれだけの価値があるかもしれませんが、一般の方の中には、もっと気軽にGE290のコンセプトを楽しみたい場合があると思います。そういう方には、気軽に楽しめるリプロダクトをオススメしたいんですよね。

リプロダクトは基本的に海外で受注生産。在庫があると超うれしい。

ところでリプロダクト家具はほとんどが海外生産です。その多くが受注生産でオーダーを受けてから海外工場で製造を始める場合が多いんですね。受注生産の場合、2~3ヶ月待ちなんてこともあるようです。
特にGE290のような人気ソファのリプロダクトの場合は在庫があると嬉しいですね。この記事を執筆時に在庫がありそうなショップさんをご紹介しておきます。
是非チェックを。

イージーチェア/2P リプロダクト