まるで使い込まれた工場の設備のようなハードなスチールの風合いの家具…。
家具インテリアにおいて「インダストリアルな家具」とは本来のインダストリアルデザインとは少し違った意味合いで使われることが多いと思います。本家は文字通り製品として工業デザインそのものを示し、作り込まれた意匠そのものの事でもあります。
ところが家具のカテゴリにおいては、インダストリアルとは昨今の古材家具ブームと連動した見た目の「素材感」と「風合い」に重点が置かれてるのが特長です。つまり機能性というよりは、あくまで外観を楽しむ為に敢えてその素材を使っているわけです。
この手のインダストリアル系の家具は、そのまんま「インダストリアル家具」と呼ばれてます。また「アイアン家具」と呼ばれるカテゴリーも広義では同じ方向性の家具を差しています。
この手のインダストリアル系の家具で使われるスチールは、ほとんどは使い込まれた風に見えるエイジングと呼ばれる加工が施されています。古材系の家具でも良く使われる手法で「アンティーク加工」もほぼ同義語。女の子っぽいアメリカンアンティーク系家具で人気の「シャビーシック/shabby chic」も同様のエイジングを施して使い込まれた風合いを出していますね。わざわざ手間ひまを掛けて古さを出すなんて…。よく考えれば不思議な話です。
またまた、前置きが長くなりました(笑)。今回はエイジング加工がカッコ良いハードなスチール製マガジンラックです。
インダストリアル系のお店のラウンジなんかに似合いそう
このマガジンラックを見て最初に思ったのは、カフェやスタジオ系のラウンジに似合いそうだなってことです。
厚みも7cmしか無いので場所をとりません。背面に前に倒れないように引っ掛けるネジ穴が付いていますね。お客様にお待ち頂くスペースのマガジンラックにいかがでしょうか。
プライベートルームだってアイアン系で揃えているなら全然いけそうです。
どなたにも勧められるタイプの家具ではないですが、ピンと来た人には多分「ご縁」があるのでしょう(笑)。ファーストインプレッションで決めてください。そういうタイプの家具です。
uniroyalさんに掲載されています。