工場等でフォークリフトが扱う運搬用のパレット。このパレットからインスピレーションを受けて、新たにデザインされたのがカリモクニュースタンダードのPile/パイルです。ご紹介のセンプレさんではパレットとなっていますが、正式名はパイルのようですね。
3段重ねた状態が最小単位になります。この1ユニットを中心に重ねたり、並べたりして様々な使い方ができるわけです。最大3ユニットまで重ねることができます。
国内有数の巨大家具メーカーのカリモクですが、その中でカリモクニュースタンダードはその文字の通りに新しいブランドなんですね。発表している家具もコンセプトが効いた若々しい作品が中心となっています。
Pile/パイルはコンセプトを楽しみながら組み合わせる家具
最小単位の1ユニットは細長い形をしています。高さが26cmで奥行きは37cmしかありません。ちょっと低めのセンターテーブルとして使えるかもしれません。また2つ重ねるとちょうど50cm。ベンチとしてちょうど良い高さになっています。また、複数ユニットを重ねることでシェルフやリビングボードとして使う事もできます。
ここまでの話を聞いて不思議に思われた方はいますか?センターテーブルやベンチ、シェルフにしても専用の家具の方が絶対使いやすいのに、なぜわざわざこんな使いにくそうな物を作ったのでしょうか?
このPile/パイルはパレットからインスピレーションを得たコンセプトを楽しむための家具なんです。この作品の魅力は、家具として使いやすいとかコストパフォーマンスがどうとか、そういうこととは無縁の所にあるのでしょう。
一般的な家具を使い倒したその先に到達する、ある意味大変贅沢な家具なのかもしれません。
パイル / Pile (KARIMOKU NEW STANDARD)