木製フレームにファブリック素材のクッションが乗ったスタイルは、北欧家具などでお馴染の伝統的ソファスタイルのひとつ。ハンス・J・ウェグナーのGE290あたりを中心に根強い人気があります。その完成度の高さと、日本人に受け入られ易い北欧系のナチュラルスタイルが、その後の多くのソファに多大な影響を与えてきました。
本物志向の方は、GE290のモノホンヴィンテージかGETAMAの正規品(3Pで60万円程度)ってことになるのでしょうが、そこまでのこだわりの無い人やもう少し気軽にコンセプトを愉しみたい人には、品質の良いリプロダクトを選ぶというのも悪くないと思います。
そして、もう一つの選択肢がGE290の様な木製フレームソファに影響を受けながら、独自の道を歩んだ国産有力ブランドのソファを選ぶというものです。
今回ご紹介のソファは、ウォールナット無垢材を使った芸術的で堅牢な木製フレームの国産ソファ「B2」です。
京都のカネカ家具さんの「匠ソファ」というブランドで、そのクオリティの高さから注目を浴びている国産ブランドなんです。非常に高い品質ということもあり、3人掛けで「50万円から」という価格帯になってます。あれ?GETAMAの正規品とあまり変わりません。いやー、いろいろ悩ましいですね。
ソファのどこに価値を見出しますか?海外のブランド力?それとも別の何か?
50〜60万円台のソファとなると選択肢は膨大です。GE290はもちろん、巨匠デザイナーズの歴史的名作ソファも選択肢に入ってきますし、イタリアやドイツのセレブご用達の高級ソファブランドの入り口に立てることにもなります。「どうせ買うなら海外の有名ブランドのソファが欲しい。」そのような方はどうぞ、その人気の海外ブランドのソファをお買い求めになると良いでしょう。
しかし、もしブランド力よりも別の価値をソファにお求めになられるのなら、そのひとつの答えが日本の匠が作り上げた「B2」にあるかもしれません。
木製フレームもクッションも日本的なキメ細やかな最高級品質のソファ
今回ご紹介の「匠ソファ」ブランドのソファ「B2」ですが、木製フレームもクッションも非常に高い品質を誇っています。ウォールナット無垢材の木製フレームは、まるで美しい建築物の様な非常に凝った造り。ある意味、非常に日本的な匂いを感じます。「和モダン」ってやつですね。美しいです。50mmの厚さのあるウォールナット材をふんだんに使った贅沢なものです。
そして、クッション廻りもこだわりを持って製作されており、ウェービングテープの丁寧な仕事や、高密度ウレタン仕様に加え、ハンガリー製の高級羽毛をたっぷり使ったものです。
張地は多彩なバリエーションを持っており、レザーも選択できます。あと木製フレームもウォールナットの他にブラックチェリーも選択できます。
「匠ソファ」ブランドも高い評価の人気ブランドですが、海外ブランド製ソファと違って、日本人的な細やかな気配りと高い品質の上に成り立っていると感じました。
もし、和モダンの高級国産ソファをお探しなら、是非選択肢に入れたいブランドです。
このソファの詳細は、joystyleさんの掲載ページをご覧下さい。
ウォールナット無垢材フレームの国産3Pソファ SOFA-B2