リビングにドーンと鎮座する薄型大型テレビ。それをカッコよくレイアウトする為のロータイプのテレビボードは安定した人気があります。
最近のトレンドの一つとして「ロースタイル」があります。リビングボードやソファをロースタイルで揃えると大型の家具でも圧迫感が無くなり、お部屋が広く感じられるわけです。日本のそれほど広くないリビングを少しでも快適に使う為のノウハウの一つとしてよく紹介されるインテリアレイアウトの「定番うんちく」でもあります。
しかし、この「うんちく話」には注意点があります。
だだっ広いリビングにお住まいの方にとっては、そもそもお部屋を広く見せる必要は無いって事なんです。つまりこの「うんちく話」に当てはまる人達は一般的な日本的住居、あまり広くないリビングを工夫して使っている人達なんですね。
こういうシチュエーションでロースタイルの家具を揃えて、ワイド200cm位のテレビボード等をレイアウトしている場合、納まってはいるものの、実はあまり寸法的な余裕が無かったりするわけです。
この手の大型家具は、生活環境が変わったり新しく家具を入れ替えた時に、「つぶし」の効かない不器用な一芸家具となって逆にお荷物になってしまうことがあります。
実は私も最近、10年ほど前に購入した200cm幅のテレビボードを泣く泣く処分しました。無垢材の造りの良いテレビボードだったのですが、生活の変化に対応できなくなったからです。
まず、テレビ廻りのAV機器が激減したこと。録画はHD中心で、映画を見るのもappleTVの様な小型機器のWi-Fi経由が中心になり、テレビの近くにAV機器を並べる必要がなくなりました。CDやDVDを並べることも少なくなりました。
つまりテレビボードはテレビに関する機器やソフトをたくさん並べておく場所ではなく、テレビを置く場所ではあるけれど、いろいろな物を収納できる多目的ボードとしての役割の方が重要になってきたのです。
また前置きが長くなりました(笑)。今回のご紹介は3つのベンチ収納からなる「HOME-3SET」です。
本当はテレビボードではありません。あくまで万能収納ボードなんですね。
「HOME-3SET」は、商品名としては「収納ベンチセット」となっています。
ご紹介のjoystyleさんのイメージ写真がロースタイルのテレビボードになっていますので、そのイメージが強くなってしまいますが、使い方を限定されているわけではないと思います。
3つのユニットを組みあせたボードであること。フレキシブルに移動して別々に使うことが出来ることが特長なんですが、オーク無垢材を使った国産家具でもあり、なかなかの風格があります。ロースタイルで総幅240cmにもなる大型家具ですが、3ユニットをバラせることで将来の生活の変化に柔軟に対応することが可能です。
引出しユニットを離して使って子供部屋でオモチャ入れに使ったり、ベンチとして使用することも可能です。他にもアイデア次第でいろいろな事に使えそうです。
実はこの「HOME-3SET」。3ユニットのセット売りですが、別々に単品として購入することも出来ます。つまりユニット単体と追加購入できるわけです。もし気に入れば4ユニット連続なんて使い方もできるわけですね。