ソロモン流で素晴らしい家具工房KOMAさんを観ました。

ソロモン流で家具工房KOMAさんを紹介されていました。素晴らしい家具の数々。伊勢丹を始め有名ブランドのコラボも行っているようです。今回ソロモン流で紹介されたことでもう一皮いっちゃうんですかね。
基本的に注文家具の工房のようですね。ひとつひとつ代表の松岡さんが丁寧な仕事で作り上げていく様子がソロモン流で紹介されていました。こんなの観ると欲しくなっちゃいますよね。お値段的にはちょっと手が出ないですが。仕上げ方法も単純なオイル仕上げじゃなくて独自の仕上げ法を施しているみたいですね。サンドで何回も磨き込みとオイルを塗り込む作業を繰り返しているみたいです。こりゃ出来が違うかも。

これから大きく展開していくのでしょう。

ドイツフランクフルトの世界的な家具の見本市へ出かけたり、いろいろ夢は膨らんでいるようですが、テレビで放映されたりして有名になった時にどうするのか、ここが運命の分かれ道なんでしょうね。基本的に松岡さんの才能でこのブランドの良さが出ていると思うので、たくさんの注文が入ったときにどうするかですね。量産化するにはどこかで妥協するしかないし、そうしないとこの人がパンクしちゃいます。
また、ちょっとだけ気になったのが、共同経営者の親友が一歩下がってマネジメントに徹しているのですが、同じ家具職人なのに松岡さんはアーティストで自分はもうわかりませんと言い切っちゃっていて、うまく物事が転がっていくうちはいいんでしょうけど、ホントに忙しくなって商売優先かアーティスティックな工房に徹するのかどこかで分かれ道が来ると思うんですよ。そうなったときどうなるのかなとちょっとだけ思いました。たぶん通常ラインとアーティスティックなラインを分けていくんじゃないかなあ。余計なお世話ですが…。

変わったものを作って目立たなくてはいけない流れはきついです。

余計なお世話ついでにもうひとつだけ。テレビが入っていたからなんでしょうけど、オッと思わせる変わった物を作らなきゃいけないという流れにならなければいいなと思いました。テレビやらいろんなコラボで脚光を浴びて、単なるパフォーマーにならないで欲しいなと思いました。奇をてらっただけの家具は自分はあまり好きじゃないです。ドイツに出展するテーブルを作る為に美術館に行くところからテレビが同行取材する様子は正直痛々しかったです。結局、作為が無いと言いながら思いっきり作為的なテーブルを作ることになってしまったように見えました。実際はわかりません。私の勝手な想像ですが、なんか気の毒な感じがしました。

私の勝手な想像はこの辺にして、どちらにせよ、素晴らしい家具であることは間違いありません。ショップは一度行ってみたいものです。実際に座り心地や質感を確かめたいですね。

KOMA shop