ロッキングチェアといえば、脚の部分が曲線のアールが付いた板がソリのように二本付いていて、ゆらゆらと前後に揺らすことができる椅子のことです。見たことありますよね。
元々ロッキングチェアは大変歴史のある古い家具で、18世紀頃からアメリカ植民地で使用されていた記録があります。アメリカの西部劇等で家の前のベランダみたいな所で使われているシーンを見たことがあると思います。調べてみるとロッキングチェアは本来は屋外（主に庭）で使うものだったんですね。
日本でロッキングチェアというと、大きなお部屋をお持ちの方が使う高級家具というイメージが強くて、残念ながらどのご家庭にもある家具ではないと思います。一般的なマンション等ではダイニングセットとソファやボード類を置くと、ロッキングチェアのスペースは無いのが普通ではないでしょうか。「あんなユラユラする家具、どこに置くんだよ(笑)」って思ってしまいます。
庭で使われていたというアメリカの話を読んで、なるほどと思いました。ロッキングチェアは元々アウトドア志向だったんですね。
そんなわけで(笑)、今回ご紹介は簡単に折りたたみが出来るロッキングチェアです。
画期的なリング構造のリングロッキングチェア
折りたたみ式チェアのことを一般的にフォールディングチェアと言います。
簡単に折りたたみが出来て、コンパクトになることからアウトドアユースで大変人気があります。
今回ご紹介のロッキングタイプのフォールディングチェアの場合、揺らす為のカーブした脚部分をどのように強度を持たせて折りたたみ可能にするかがポイントでしょう。
今回、ご紹介するのは画期的なリング形状のフレームを使ったロッキングチェアです。リング形状を組み合わせてチェアのフレームを作る考え方は海外のコンセプトファニチャーで見たことがあります。その作品との関連はわかりませんが、上手く商品化されています。
折りたたみはパタンと閉めるだけです(笑)。簡単に折り畳めますが、幅が小さくなるわけではないので、アウトドアで遠方に持っていかれる場合はワゴンタイプの車で運んだ方がよいかもしれません。
素材はアルミとPVC等のビニール系素材で水気等アウトドアに強そうです。実際に国内有名温泉ホテルでの採用実績もあるようです。
ご自宅の庭先、キャンプ場や海辺プールなど様々なアウトドアシーンで楽しめるロッキングチェア、いかがでしょうか。
言い忘れましたが、リングにクッションコーティングが施されていて床を傷つけません。お部屋でもご使用もバッチリですよ。