リビングに置くサイドボード。ローボードとも言いますが、本来は食器等を入れる食器棚として使われることが多かったんです。昔のサイドボードは前面ガラス張りでグラスワインなんか並べて飾り棚的な使い方もしていました。もちろん今でもそういう需要はあるのでしょうが、最近ではサイドボードというと食器系に限らず、あらゆる用途に使える万能ストレージとしての側面が強くなっている気がします。その証拠にガラス戸が少なくなっていますね。
高さも多くがミドルクラスというかダイニングテーブルの高さ(約70cm)前後が多いですね。これには理由があって、これ以上低くなるとテレビボードと変わらなくなってしまいます。テレビボードの用途が最近のAV機器の小型化でAV機器を並べることが少なくなり、収納力重視するようになってきていますから、ますます役割が被ってしまいます。反対にこれ以上高さが高くなると単なる食器棚かハイチェストになってしまう…。サイドボードのことを別名「ミドルボード」と呼ぶ事がありますが、この「ミドル」は、まさしくそういう意味なのでしょう。
これからは出番が多くなる「ミドル」なサイドボード
しかし、間に挟まれて可哀想な家具というイメージは全く無くて、逆にの中程度の高さの家具はこれから出番が多くなります。一番の理由はその「ミドル」な高さが地震対策として安心感があることです。立派な「つっぱり棒」を付けてもどれだけの揺れが来るのかは想定できません。一番利口な選択は最初から「背の高い家具を置かない」ことです。収納力がそこそこあって、安心して使える高さが「ミドル」なサイドボードなわけです。
もし、これから家具を買い替える時には、意識して家具の高さを抑えていくと自然と耐震対策をしていることにもなります。しかもロースタイルのインテリアはとてもお洒落で開放的でもあります。背の高い家具から低い家具に買い替えた時に、入りきらないアイテムについては、今こそ「断捨離/だんしゃり」の時が来たと考え方を変えて整理に取り組まれたらいかがでしょう。
福岡大川産の驚異的コストパフォーマンスのサイドボードです。
今回ご紹介のサイドボードは九州は福岡大川産です。国内有数の家具産地「大川家具」の製品で、オーソドックスなフォルムながら、しっかりとした造りで完成度が高い仕上がりです。アルダー材とウォールナット材の2種類をご紹介します。
アルダーのサイドボードは、天板・前板・脚がアルダー無垢材仕様。ウォールナットの方はウォールナット天然木突板仕様になっています。どちらもオール無垢材ではありませんが、適材適所で上手に木材を使い分けて驚異的なコストパフォーマンスになっています。引出し廻りの作り込みも品質が高く、ご紹介の「とまり木」さんのショップレビューでも大変評価が高いようです。
もちろんルンバ対応も外せません。
インテラボでも何度もご紹介している北欧系の家具達。腰高で細い脚が特長です。今回ご紹介の福岡大川産のサイドボード達もこのスタイルを踏襲しています。アルダー版は140mm、ウォールナット版は90mmの余裕があります。アルダー版は余裕でルンバ対応ですね。ウォールナット版はちょっと厳しいかもしれません。
どちらにせよ、家具の設置部分が細い脚だけになっていると掃除が楽です。ベタ置きの家具だと掃除がいらないと思ってませんか?違いますよ!微妙なスキマにダニやカビが生える可能性があります。他にも床暖等で熱が家具本体に伝わりにくいという長所もあります。
福岡大川の驚異的コストパフォーマンスのサイドボード、いかがでしょうか。
この商品の詳細は「とまり木」さんの掲載ページをご覧下さい。