ビーズクッションってもちろんご存知ですよね。
一般的なビーズクッションには小さな発砲ビーズと呼ばれる発砲スチロールの丸い玉がたくさん入っています。この発砲ビーズには様々なサイズのものがあり、一般的には6mm程度から中には1mm以下の極小サイズのものまであります。発砲ビーズには静電気が付き物ですが、静電防止の加工を施したタイプもあります。ちなみにこれらの発砲ビーズは単体でも発売されています。やる気になればオリジナルのビーズクッションも作れちゃうわけですが…。今回はそういう展開ではありません(笑)。
今回は完成品のオイルレザー総革張りの高級ビーズクッションのご紹介です。一般的なビーズクッションはポリエステル系のなめらかで伸びる素材を使っていることが多いのですが、今回はオイルレザー総革張りと真逆の素材を持ってきました。ビーズクッションと総革張りの組み合わせはちょっと珍しいと思いますね。
総革張りでビーズクッションのしなやかさを実現した工夫とは?
ビーズクッションのあの独特の柔らかい感じはカバーの素材感に大きく依存しています。カバーの質感が硬いとビーズクッションのフィット感が感じられないわけです。どんなに柔らかくなめした皮革でも一枚革ではそこまでの柔らかさは期待できません。
そこでこの総革張りビーズクッションは、革を三角形に交互に繋いで柔らかくフィット感のあるカバーを作り上げました。内部の発砲ビーズも革張りカバーの素材感に負けないように、不揃いで大きめのビーズをたっぷり詰め込んでいます。
総革張りの高級感と一人用を意識したサイズ感が新しいビーズクッションの使い方を生み出すかも。
一般的なビーズクッションはポリエステル系のあの感じですよね。悪くないけど高級感とは無縁の存在。自慢のレザーソファがあるリビングに置くにはちょっと違和感があったりしませんか?
このオイルレザーの総革張りビーズクッションはそんなシーンにもしっくり来ます。むやみに大きくなく一人用と割り切ったサイズもまたよろしい。大きめのカウチソファ等ならソファの上に置いて、クッションとし利用することも出来ます。
もうひとつビーズクッションの利点として中身の調節がご自身で出来るってことです。中のビーズを抜く事で薄めのクッションにすることが出来るんですね。これも面白い。