ロボット掃除機の代名詞「ルンバ」の初代が誕生したのが2002年です。もう20年以上経つんですね。人工知能ロボットを作るために設立されたiRobot社が生み出したロボット掃除機「ルンバ」。最初は一部の新し物好きやお金持ちが好奇心で買っていたのかもしれませんが、いつのまにか一般のご家庭に普及するようになりました。
その後、後追いで国産家電メーカーも同様のロボット掃除機を発売したものの、皆さんご存知の国産メーカーの衰退ぶり、やはりと言うかルンバを超える商品は出てきていないというのが正直なところではないでしょうか。
ルンバのような掃除機は「ロボット掃除機」と呼ばれています。単なる家電を超えて「人の仕事を代わりにしてくれる」掃除機。このような製品にはある種の「依存性」みたいな物があり、一度この便利さを知ってしまうと元に戻ることが出来なくなります。もちろん、ルンバを使っている人が怠け者というわけではありません。
これはロボット掃除機が、より快適で質の高い生活を送るために必要なパーツのひとつになったことを示しています。もう日々の基本的なお掃除を人がやる必要は無くなったという事に気付かされたのです。全ての掃除をルンバがやってくれる訳ではないですが、お部屋の多くの部分をルンバに任せることが出来るようになったのです。
しかしルンバもまだまだ進化の途中です。人工知能を搭載していても人間のようなフレキシブルな対応までは出来ません。ルンバの掃除能力を効率良く発揮させる為には、お部屋をルンバ用に「最適化」してあげる必要があります。
ルンバと相性の良い家具を選ぶことの重要さ
ルンバは勝手にお部屋を移動して掃除をしてくれますが、大きな段差やルンバ本体より狭い場所には入れません。ルンバが自分で細いノーズを伸ばして隙間を掃除してくれるようになるには、もう何十年か進化を待つしかありません(笑)。
であれば、お部屋にある家具をルンバと相性の良いもので揃えるのが一番簡単です。
ルンバと相性が良いのがインテラボでも何度もご紹介している北欧系の家具です。テーブルやチェアはもちろん、キャビネットやボード類まで腰高で細い脚が特徴となっています。コの手の北欧系がルンバと相性が抜群に良い。ほとんどルンバの邪魔をしません。
食器棚や本箱、チェスト類もルンバが入り込める高さの「脚付」を選ぶと良いでしょう。
床にベタ置きの箱物家具は一見、ホコリが入らないように見えますが、実はそうではありません。裏側の壁との隙間には何年分ものホコリが堆積しており、ダニ、カビ、虫の死骸などの温床になっているのです。腰高にして最下部分を底上げすることで、今まで諦めていた大型箱物家具の裏側の掃除をルンバに任せる事が出来るようになります。
ソファやベッドも同様です。ルンバが掃除しやすい脚付タイプを意識して選ぶだけで、あとはルンバが勝手に掃除してくれるのです。
これから家具を購入するときは、ルンバが掃除しやすいかどうか必ずチェックしましよう。
毎日のお掃除がどんどん楽になっていくはずです。