黄肌(キハダ)無垢材を手鉋で仕上げる職人技が渋すぎる国産「黄肌キャビネット」

「黄肌/キハダ」という木材をご存知でしょうか。「黄檗/オウバク」という難しい字も使われますが同じ木材のことです。日本では主に北海道に分布していて、昔は薬として用いられていました。文字の通りに黄色っぽい色合いが特長の材で、美しい木目が出やすいと言われています。この黄肌無垢材を使ったハンドメイドの「黄肌キャビネット」をご紹介します。

ハンドメイドと言ってもいろいろなレベルがあって、実際はほとんどの仕上げを機械で行っている場合もありますが、こちらは職人がこつこつ手作りで作ったキャビネットです。
製造メーカーは静岡の福井木工所。「福健」というブランド名になります。なにか福建省みたいで中国製みたいですが、違います!創業者の福井健一さんの名前を略して「福健」なんだそうです。バリバリの日本製、純国産家具ですよ。

手鉋(てがんな)と漆塗りで仕上げた珠玉のキャビネット

完成した家具にはブランド名の「福健」の焼き印が入ります。渋い…。渋すぎます。
手鉋(てがんな)で丁寧に仕上げた後、漆塗りを7回塗り重ねて仕上げています。本体や会津桐の引出しも釘等の金具をほとんどに伝統的工法で組み上げられています。

製造元の福井木工所さんは、箱物家具、和家具系をメインに作ってこられたメーカーさんです。なるほどと納得してしまう完成度です。
そのキャリアから若干、和家具的な香りがしますが、北欧系テイストを積極的に取り入れているのがいいですね。ご紹介のキャビ以外にも北欧的なミドルボードやチェストがラインナップされています。和と北欧の世界が融合した、和家具の伝統的工法で作られた北欧系キャビネットってことになります。私たち日本人にとって何とも懐かしくて、居心地の良い家具だと思いませんか。初めて見るのに何か昔から知っていた様な暖かい気持ちにさせてくれます。
福井木工所さんで一つ一つ手作りの為、全て受注生産品となっています。つまり注文してから作り始めますので、サイズオーダー等の別注も可能です。納期は約二ヶ月かかります。こだわりの「黄肌キャビネット」いかがですか。

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