京都から生まれた職人の椅子。「finger marks/フィンガーマークス」のダイニングチェア

京都府宇治市の工房で家具職人によりコツコツと作られているオリジナルダイニングチェア。「finger marks/フィンガーマークス」というブランドのチェアです。フォルムだけを見ていると、どこかの北欧系のインポート家具かなと思ってしまいますが、れっきとした国産家具。しかも京都というのが渋いです。
製造メーカーは「フィールドアロー」という2002年創業の会社です。最初の工房は京都市内にあったそうですが、いろいろあって、現在は宇治市の工房に移転されたようです。

今の家具業界は、低価格帯は大手安売り家具チェーンが圧倒的コストパフォーマンスで売りまくり、中価格帯以上は大手家具メーカーが小洒落たブランドをいくつも持って多角展開する時代です。その質、量ともに圧倒的であり、単一の家具工房が生き残っていくには大変なご苦労があったんだろうなと勝手に想像してしまいました。(すいません)
今回ご紹介は、そんな「finger marks/フィンガーマークス」ブランドの「Journey/ジャーニー」というダイニングチェアです。「ハーフ」と「フル」という二つのチェアがあります。

二つの無垢材のコントラストが美しい国産ダイニングチェアです。

まずは「ジャーニーハーフ ダイニングチェア」から。「ハーフ」とか「フル」というのはおそらく肘掛アーム部分の大きさのことですね。「ハーフ」はアーム部分が半分の大きさで背もたれ部分にちょこんとくっついている感じです。このタイプのチェアは座面前面にアームの支えが無いので横から座りやすいのが特徴。チェアを大きく引き出さなくてもスッと座れます。
チェア本体は明るいナチュラルなメープル無垢材でアームと背もたれ部分がウォールナット無垢材。二つの人気無垢材の美しいコントラストも楽しめるとても贅沢なチェアです。

そして「フル」の方は本格的なアームチェアですね。メープルとウォールナットのコントラストはそのまま、座面前部までしっかりと肘掛アームがあり、安定感のある座り心地が楽しめます。
いかがでしょうか。京都発の「finger marks/フィンガーマークス」国産ハンドメイドチェア。クオリティはかなり高いと思います。