伸張式テーブルってご存知ですか。
エクステンションテーブルとも言いますが、普段は「縮んだ」状態で使って、急なお客様やパーティの時なんかにテーブル天板を引き伸ばして使うことができるテーブルのことです。方式も様々で、伸びる分の板を外して天板裏に収納出来るタイプや、蝶番で天板が折れ曲がるバタフライ伸張式、中央部分からせり出してくる凝った仕組みのテーブルもあります。
ただ、一般的に伸張式はほとんどが四角いテーブルですね。まあ、伸ばしたり付け足したりする方式ですから四角くないと色々都合が悪いのでしょう。
今回ご紹介の円形ダイニングテーブル「バルーン/balloon」も伸張式です。「えっ?円形でどうやって伸張するの?」って思いますよね。答えは掲載イメージの通りなんですが、正確には回転軸を中心に回して「子テーブル」を引き出すことで伸張する方式を取っています。
実はこの「バルーン/balloon」。リビングテーブルが以前から知っていたのですが、ダイニングテーブルも作っていることを見つけてしまい(笑)、今回のご紹介となりました。これはちょっと珍しいですよね。
製造メーカーは、高野木工。九州大川家具系のメーカーさんで、天然木にこだわった製品作りを続けられていて、highfieldというブランドを展開しています。今回のバルーンもhighfieldブランドになります。
普段はコンパクトな円形ダイニングテーブル
この「バルーン/balloon」の素晴らしいところは、普段はコンパクトな円形ダイニングテーブルになってしまうことです。「子テーブル」が天板下にきれいに納まるため、天板に伸張する為の加工を施す必要が無いので、普段は伸張する仕組みをほとんど意識しないで使うことができます。伸張式テーブルは便利だけど、天板に切れ目やつなぎ目が見えているのが嫌いな人って意外と多いんですよ。(そのかわりに、このテーブルは6本脚になりますが・・)
また、このテーブルだけの特徴として、広げた時には1段下がった位置に「子テーブル」がスライドしてくるので、通常の伸張式テーブル的な使い方以外にも、サブのテーブル、サイドテーブル的な使い方も出来ると思います。「親テーブル」に食事を置いて、「子テーブル」に雑誌やノートパソコンを置くっていうのはいかがでしょう。
材質はアルダー、ホワイトオーク、ウォールナットの3種類から選べます。(天板は天然木突板仕様になります)。大川家具系のブランドらしく木の風合いが楽しめる仕上がりとなっています。