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イームズチェアの原点。オーガニックチェアをリプロダクトで楽しむ。

オーガニックチェア

イームズのチェアと言えば、いくつかのモデルが思い浮かぶと思います。
一番有名なものはシェルチェアと呼ばれているあのチェアです。もちろんご存知ですよね。
FRP製(当時良く使われた強化プラスチック製)のまるっとした一体成型のボディの下に、細いスチールのフレームを組み上げたスチールベースがくっついているあのチェアです。
このシェルチェアの前にもイームズはいくつかチェアを発表していますが、それは成型合板を使ったものでした。それはそれで、今も人気のあるモデルなんですが、ある時期からイームズはFRP製のチェアに力を入れるようになります。その理由としてはいろいろ諸説ありますが、当時の技術力では成形合板で微妙なカーブを持つ繊細なフォルムを作れなかったんですね。

今回ご紹介のオーガニックチェアはイームズのチェアの原点とも言うべき作品のひとつ。
有名なシェルチェアよりも前の1940年に発表されたものですが、当時の技術力では成形合板でこの複雑なフォルムを形作ることは、やはり無理だったようです。
現在では、FRP製の一体成型で正規品からリプロダクト(ジェネリック)まで様々なグレードのオーガニックチェアを楽しめるようになりました。正規品はやはりというか値段が高いですね。20万近くします・・・。
例によって(笑)、インテラボとしてはリプロダクトでオススメのモデルをご紹介するわけです。

やはり品質で選ぶならE-comfort製のオーガニックチェアが定番。

オーガニックチェア
脚の付け根の造作。(商品説明の為イメージをお借りしました。)

リプロダクト製品の中でも品質の高さに定評があるE-comfort。オーガニックチェアの場合もしっかりとオリジナルを再現しようとしています。FRP製のフレームをウレタンフォームで包んでファブリックで仕上げているのは同じなんですが、気になるのは「脚の付け根」の部分。オリジナルはファブリックの本体から直接「ニョキ」っと脚が生えているんですね(笑)。この造形をしっかり再現しています。
E-comfortさんより安いリプロダクトはたくさんあるのですが、脚の付け根が違ってきます。これ最初に見た時はちょっと衝撃的です。
廉価版は、座面裏側にスチールのフレームが剥き出しになります。その点以外は仕上がりの良いリプロダクトモデルは結構ありますので、気にならない方はそちらのモデルでも良いかもしれません。でも出来るだけオリジナルに近い仕上がりが良いならE-comfort製の方が無難です。価格的にはショップによって結構開きがあるようです。
ご紹介のタイリーさんは本家より全然安いですね。

オーガニックチェア

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